世界一の長寿国「日本」。最近では「健康で長生き」と言う言葉がマスコミを賑わしています。全くその通りで、いくら長生きができても健康でなければなかなか幸せを感じながら暮らす事はできません。
そのためか、最近では「有機栽培」や「無農薬栽培」などが、食品の安全面から大変高い評価を受けています。スーパーに並んでいる野菜類も「減農薬」などの文字が多く見られるようになりました。
当然の事ながら、私達りんごの栽培農家でも「食の安全」については日夜を問わず真剣に取り組んでいます。
少し前のことになりますが、1991〜92年に、植物防疫協会が、主な農産物12品目について「無農薬栽培」と「農薬使用栽培」の比較試験を行い、収穫量と出荷金額の比較を行いました。その中で、「りんご」の場合は、「無農薬栽培」と「農薬使用栽培」とを比較すると、前者と比較して後者は、収穫量でおよそ100分の3、出荷金額でおよそ100分の1でした。
このように、「りんご」の場合、現段階では、全くの無農薬で「安価でおいしいりんご」を生産することは大変難しい状況です。私達りんご生産者は、様々な方法を試して努力をしています。しかし、残念ながら、農薬を全く使わないで「安価でおいしいりんご」を生産する方法を見つけるには未だ至っていないのが実情です。と言うよりも、現時点では「ある程度の農薬使用はやむをえない」が私達りんご生産者の見解です。
「食の安全」を考える上で最も重要な事は「農薬の、安全で適正な使い方」だと考えます。なるべく残留期間が短く、人体に影響を与えない、安全性の高い農薬を選択することは勿論の事、定められた使用基準を厳守して「安価でおいしく安全なりんご」をお届けする事に、最大限の努力をしています。
そして、肥料についても同様に考え、有機肥料と化学肥料の双方の利点を生かして、適正な割合で安全性を最優先しながら使用しています。
ところで、当園が立地する「飯田市」は、全国的に見ても環境問題に対する規制が特に厳しい「環境先進都市」です。私達は、環境保全にも特別に配慮しなければなりません。きれいな水・おいしい空気を子孫に伝え残すためにも、「地球を、大地を汚さない」栽培にもとても気を使っているのです。
私達「柴本農園」のスタッフは、環境保全に配慮し、安全でおいしいりんごを皆様にお届けするために、毎日毎晩、懸命に努力し続けています。
柴本農園 代表 塩沢正明 |